なぜからはじめる教育原理

なぜからはじめる教育原理

池田隆英楠本恭之中原朋生 編著
岡田典子滝沢潤光田尚美湯藤定宗渡邊言美 共著

B5/並製/160ページ

発行年月日:2015年4月30日

定価: 2,160円 (本体価格:2,000円)

ISBN:978-4-7679-5020-4

Cコード:C3037

<在庫あり> 

商品のお問い合わせ

書籍詳細

幼児・初等教育に関する15の「なぜ?」から考える教育原理。

「なぜ,子どもは教育されるのか?」「なぜ,子どもの姿は見えにくいのか」,様々な教育事象にはいくつもの「なぜ?」が存在する。教育に関する15の「なぜ?」に対して,根拠に基づく論述によって答えを出していく,課題追求型の授業に適した「教育原理」テキスト。

目次

第1章 人間について思考する様式―なぜ,人は考え続けるのか
1 総合的な理解への道
2 教育とは何か

第2章 人間形成の根源と価値―なぜ,人間形成が可能なのか
1 「人間を人間たらしめる」とはどういうことか
2 「ヒト」の特異性と人間形成
3 人間形成の諸相①―養護―
4 人間形成の諸相②―社会・文化―
5 人間形成の諸相③―出会い―
6 結びにかえて

第3章 臨床的な理解の方法―なぜ,子どもの姿が見えにくいのか
1 「意味づける」という衝動
2 「発達」という観点と説明
3 「社会化」という観点と説明
4 「科学」の意義と課題

第4章 教育思想の背景と系譜―なぜ,子どもは教育されるのか
1 「教育思想の背景と系譜」を学ぶ意味
2 古代・中世のヨーロッパの教育
3 近代社会の生成と教育思想
4 近代教育思想の展開と公教育
5 新教育運動の展開
6 結びにかえて

第5章 学校教育制度の変遷―なぜ,学校が普及したのか
1 近代学校教育の原初形態と制度化
2 日本における学校教育制度の変遷

第6章 日本国憲法下の教育施策―なぜ,教育改革は行われるのか
1 日本国憲法の成立と教育改革
2 学習指導要領の変遷と教育改革①―経験主義と系統主義―
3 学習指導要領の変遷と教育改革②―新しい学力観と生きる力―

第7章 就学前のカリキュラム―なぜ,遊びを通して学ぶのか
1 カリキュラムの基本的な考え方
2 就学前カリキュラムの基本的な考え方
3 遊びを通した学習
4 指導計画の実際

第8章 就学後のカリキュラム―なぜ,教科を通して学ぶのか
1 就学後カリキュラムの基本的な考え方
2 教科を通した学習
3 指導計画の実際

第9章 臨床的な教育の実践―なぜ,教師はあらゆる子どもと関わるのか
1 「特殊教育」から「特別支援教育」へのシフト
2 特別支援教育の制度と根拠
3 臨床的な教育実践の「原理」
4 残されている課題

第10章 教師のキャリア形成―なぜ,教師には免許が必要なのか
1 教師になるための資格
2 労働者としての教師

第11章 社会のなかの学校組織―なぜ,学校は評価されるのか
1 学校教育の組織マネジメント
2 学校への信頼性を高める学校評価
3 新しい学校組織の可能性

第12章 多文化と教育統治―なぜ,学校は子どもの権利を保障するのか
1 教育の権利保障の原理
2 新自由主義に基づく教育改革
3 教育統治制度の起源と展開
4 多文化社会における教育の保障

第13章 生涯発達と教育機会―なぜ,さまざまな教育の場があるのか
1 日本の高等教育機関の起源とその発展
2 生涯学習社会における教育機会の統合
3 変革を迫られる高等教育機関
4 就労構造の変化とキャリア教育の導入
5 多様化する教育の機会と場

第14章 学校教育の問題構成―なぜ,学校で問題が生じるのか
1 生徒指導上の問題と少年犯罪
2 生徒指導上の問題の「実態」
3 「教育問題」の変遷と背景
4 「教育問題」へのアプローチ
5 「教育問題」への対応の原理

第15章 人間存在と近代社会―なぜ,教育を現象として分析するのか
1 舞台装置としての近代社会
2 公教育がもたらした「メリット」
3 近代社会の理念と現実
4 教育を取り巻く「私事化」現象
5 教育を論じる際の「落とし穴」