「京都健康フォーラム」で2009年より発足したフォーラム「人と食と自然」のテーマをまとめたシリーズ第1弾。
免疫系は,生体防御系としての役割とともに,アレルギーや自己免疫疾患の誘因となるという点もあり,健康の維持に対して正負両面の寄与をしている。
このような免疫系の多面的な機能に対して,食品が関与していることが判明しつつあり,健康の増進や各種疾患の予防が可能になると期待されている。
本書では,食品と免疫に関する研究の最新知見を追究するばかりでなく,研究の新しい方向性を示す指針としての役割を提示する。
内容紹介
目 次
第1章 食と免疫
第2章 腸管免疫と腸内細菌
第3章 プロバイオティクスと感染症
第4章 プロバイオティクスと炎症性腸疾患
(潰瘍性大腸炎,回腸嚢炎,クローン病)
第5章 プロバイオティクスとアレルギー
第6章 経口免疫寛容を利用した食物アレルギーの治療
第7章 日本人と食物アレルギー
―大豆アレルギーの低減化
第8章 アレルギーワクチン米によるスギ花粉症の緩和戦略
第9章 植物を利用したワクチンの開発と生産
第10章 がんとペプチドワクチン
第11章 アルツハイマー型認知症とワクチン
第2章 腸管免疫と腸内細菌
第3章 プロバイオティクスと感染症
第4章 プロバイオティクスと炎症性腸疾患
(潰瘍性大腸炎,回腸嚢炎,クローン病)
第5章 プロバイオティクスとアレルギー
第6章 経口免疫寛容を利用した食物アレルギーの治療
第7章 日本人と食物アレルギー
―大豆アレルギーの低減化
第8章 アレルギーワクチン米によるスギ花粉症の緩和戦略
第9章 植物を利用したワクチンの開発と生産
第10章 がんとペプチドワクチン
第11章 アルツハイマー型認知症とワクチン
この本をみた方に
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