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疾病の成り立ち:臨床医学 第4版

著 者
発行年月日
2018年11月1日
ISBN
978-4-7679-0633-1
Cコード
C3047
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定価 2,700(本体価格:2,500円) 在庫あり

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内容紹介

管理栄養士・栄養士養成課程向けテキスト。
臨床の場でチーム医療による治療体制の中で,管理栄養士は栄養ケアのプロとしての高度な専門的知識が要求される。そのため,栄養学的知識はもとより,治療法や疾患病態などの幅広い知識が必要になる。
本書では,「人体の構造と機能と疾病の成り立ち」分野の総まとめとしての「臨床医学」を理解するとともに,「臨床栄養学」を学習するための橋渡しとなるよう,疾患病態についての基本的知識を系統的にまとめる。
COPDガイドランなど,各種疾病ガイドラインの改定に対応した第4版。

まえがき

はじめに

 「臨床医学」はさまざまな疾患の病態,臨床症状,合併症,診断,および治療について学ぶ学問です。管理栄養士国家試験のガイドラインに示された「人体の構造と機能と疾病の成り立ち」の分野には,人体の構造を学ぶ「解剖学」,人体の機能を学ぶ「生理学」や「生化学」,疾病発症の基本的な病態変化を学ぶ「病理学」,そして「臨床医学」がありますが,「臨床医学」はこの分野における総まとめ的な学問であります。すなわち,さまざまな疾患の病態を学ぶためには,「解剖学」で正常者の人体構造を知る必要があります。また,「生理学」や「生化学」で正常者の生理機能や代謝状態を知る必要があります。さらに,「病理学」で疾病発症により正常の構造や機能がどのように変化するかを知る必要があります。つまり,「臨床医学」は「解剖学」,「生理学」,「生化学」,「病理学」の積み重ねの上に成り立つ学問であり,「臨床医学」を学ぶためにはこれら学問の基礎知識が不可欠であります。


 本書では,以上のことを考慮して,各疾患の病態を学ぶために必要な「解剖学」「生理学」「生化学」「病理学」の基本的知識を可能な限り解説して,理解しやすくなるように努力しました。

 「臨床医学」は「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」の分野の総まとめ的学問でありますが,一方では,「臨床栄養学」への橋渡しとなる学問でもあります。「臨床栄養学」では,栄養療法の内容を単に暗記するのではなく,この疾患では,なぜ,このような栄養療法が有効なのか,なぜ,このような栄養療法をしなければならないのかを常に考えてほしいと思います。そのためには,「臨床医学」で学んだ疾患病態についての知識が大いに役立ちます。「臨床栄養学」を理解するためにも「臨床医学」を十分に学んでほしいと思います。

 近年,臨床の場ではチーム医療による治療体制が確立し,管理栄養士は栄養ケアのプロとしての高度な専門的知識が要求されるようになりました。また,医療チームの一員として,医師,看護師,薬剤師など他の職種とのコミュニケーションを保ち,患者の治療全般にかかわるようになれば,管理栄養士は,栄養学的知識はもちろん,薬物療法など他の治療法や疾患病態など「臨床医学」の広い知識が必要になります。

 本書を利用して,「臨床医学」を十分に学ぶことにより,「臨床栄養学」において,疾患病態を踏まえた栄養療法を考えられる管理栄養士に,また,臨床の場において,栄養の専門家として,他の医療スタッフと交流できる管理栄養士になられることを願っています。

  2012年2 月

田 中   明

加 藤 昌 彦


「第4版」にあたって

 2015年2 月に「管理栄養士国家試験ガイドライン」が改定され,2016年3 月の国家試験から適用されることとなり,「疾病の成り立ち」に関連する項目にも若干の変更があったため,関連項目の加筆修正をするとともに,各疾患の最新の治療ガイドライン等に沿い,必要な改訂を行い,「第2 版」を2015年9 月に発行しました。さらにその後,「肥満症診療ガイドライン2016」「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版」ほかの各種疾病ガイドラインが公表され,「第3 版」としました。しかしその後も,2018年5 月にはCOPDガイドラインが第5 版になるなど各疾患ガイドラインの改定が続きました。その他,用語の見直し等も含めて必要な改訂を行い,「第4 版」を上梓します。これまで同様に管理栄養士養成にご活用いただけることを願います。

  2018年10月

田 中   明

加 藤 昌 彦

目 次

序章 疾病の成り立ち
1.疾病とは
2.病状の徴候
3.疾病の種類
4.疾病の原因
5.疾病の結末
6.疾病の診断
7.臨床医学,臨床栄養学と仮栄養士の役割

第1章 疾病診断の概要
1.一般的診療
2.主な症候
3.臨床検査
4.画像検査

第2章 疾患治療の概要
1.種類と特徴
2.治療計画・実施・評価
3.治療の方法
4.終末期患者の治療
5.根拠(エビデンス)に基づいた医療(EBM)

第3章 栄養障害と代謝疾患
1.栄養障害

第4章 肥満と代謝疾患
1.肥満,メタボリックシンドローム
2.糖尿病
3.脂質異常症
4.高尿酸血症,痛風
5.先天性代謝異常

第5章 消化器系疾患
1.嚥下障害
2.口内炎,舌炎
3.胃食道逆流症
4.胃・十二指腸潰瘍
5.たんぱく漏出性胃腸炎
6.炎症性腸疾患(クローン病,潰瘍性大腸炎)
7.過敏性腸症候群
8.便秘,下痢
9.急性肝炎,慢性肝炎
10.肝硬変
11.脂肪肝,非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
12.胆石症,胆嚢炎
13.膵 炎
14.消化器系の悪性腫瘍

第6章 循環器系疾患
1.虚血,充血,うっ血
2.血栓,塞栓
3.動脈硬化
4.血 圧
5.狭心症,心筋梗塞,不整脈
6.肺塞栓
7.心不全

第7章 腎・尿路系疾患
1.急性・慢性糸球体腎炎
2.ネフローゼ症候群
3.急性腎障害(急性腎不全)
4.慢性腎臓病(CKD)
5.糖尿病性腎症
6.慢性腎不全
7.尿路結石
8.血液透析,腹膜透析
9.アシドーシス,アルカローシス

第8章 内分泌系疾患
1.甲状腺機能亢進症・甲状腺中毒症
2.甲状腺機能低下症
3.原発性アルドステロン症
4.褐色細胞腫
5.クッシング病・症候群
6.その他の内分泌疾患

第9章 神経疾患
1.脳出血,脳梗塞
2.認知症
3.パーキンソン病,パーキンソン症候群

第10章 呼吸器系疾患
1.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
2.気管支喘息
3.肺 炎
4.肺がん

第11章 運動器(筋・骨格)系疾患
1.骨粗鬆症
2.骨軟化症,くる病
3.変形性関節症
4.サルコペニア,廃用性筋委縮
5.ロコモティブシンドローム(運動器性症候群)
6.フレイル

第12章 生殖器系疾患
1.妊娠高血圧症候群
2.子宮頚部がん・子宮体部がん
3.乳がん
4.前立腺がん

第13章 血液系疾患
1.貧 血
2.鉄欠乏性貧血
3.巨赤芽球性貧血
4.その他の貧血
5.出血性疾患
6.白血病,悪性リンパ腫

第14章 免疫・アレルギー疾患
1.食物アレルギー
2.膠原病,自己免疫疾患
3.免疫不全

第15章 感染症
1.病原微生物と感染・感染症
2.病原微生物の感染経路
3.性感染症・性行為感染症(STD)
4.日和見感染症
5.院内感染
6.新興感染症,再興感染症
7.抗菌薬・抗生物質
8.薬剤耐性菌・多剤耐性菌

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書籍情報

シリーズ名・巻数 Nブックス
書籍名 疾病の成り立ち:臨床医学 第4版
著 者
分 野
シリーズ Nブックス
ISBN 978-4-7679-0633-1
Cコード C3047
定 価 2,700円 (本体価格:2,500円)
発行年月日 2018年11月1日
版型・装丁 B5 並製 2色
ページ数 216ページ
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