四訂 フードスペシャリスト論 第6版

著 者
発行年月日
2020年1月15日
ISBN
978-4-7679-0660-7
Cコード
C3077
関連タグ
定価 2,200(本体価格:2,000円) 在庫あり

オンライン書店で購入

  • 紀伊国屋書店
  • honto
  • e-hon
  • HonyaClub
  • rakuten

建帛社で購入

 買い物カゴに入れる

内容紹介

食品の流通,販売の場で,専門知識と技術をベースに食の情報を提供する専門家-生産者と消費者間で食生活をコーディネートする「フードスペシャリスト」。 フードスペシャリストの意義とその概要,活用など,具備すべき基本知識を習得する。 四訂版では内容構成の見直しまで踏み込み,フードスペシャリストの概念に加え,その責務の項を加え,健康で快適な食生活,食育,健全な食産業ならびに地球環境への貢献等を組み入れた。記述の不十分な点を一部改め,必要な統計の更新を行い,四訂第6版とした。

まえがき

まえがき

 わが国の食べ物は,戦後の食糧不足から半世紀の間に大きく変化し,飽食の時代を迎えた。これはもちろん,自然科学の進歩と経済の成長により,食品の生産技術の改善と,新しい加工食品の出現,流通機構の整備によるものである。とくに,食品の生産におけるバイオテクノロジーなどの栽培技術の進歩,遺伝子組換えによる品種改良,肥料・飼料のより効率化などは,近未来におけるわが国のみならず,人類の食糧確保のために,好むと好まざるとにかかわらず,次第に推進される事柄ではなかろうか。また,加工食品においても,インスタント食品,冷凍食品に代表される加工技術の革命が,今後も進むと思われる。

 一方,消費者は,これらの食品や加工食品を,生産から流通という,数々の段階を経て,手にする。すなわち,消費者はこれらの生産・流通には直接かかわりをもたず,スーパーや小売店で初めて商品として食品を目にし,購入するのである。そこで,流通・小売店が確かな食品を提供し,購入消費者に満足してもらうためには,食品の官能評価・鑑別を行う技術の専門職が重要である。また,レストランや食堂などにおける営業的食事行為(給食)をコーディネートする専門職も,消費者に快適な食事を提供するために求められる。これらの社会的要請にこたえて登場したのが,フードスペシャリストである。

 フードスペシャリストの養成・認定制度の起源は,1996(平成8)年,聖徳大学から始められた。これが全国的規模に発展したのは1998(平成10)年である。そして,その運営は日本フードスペシャリスト協会があたった。その間,大学・短期大学の参加校が相次いだ。そこで急きょ,専門委員会が構成され,認定校を決定するとともに,フードスペシャリスト課程のカリキュラムが編成され,認定試験科目が決定された。その養成教科目に「フードスペシャリスト論」が必須科目として加えられた。これはフードスペシャリストの意義とその概要,さらにその活用を知るための科目である。その講義内容を示す必要性から,協会としての教科書をつくることになった。そこで1998(平成10)年,取り急ぎ専門委員にお願いして,日本フードスペシャリスト協会編『フードスペシャリスト論』を編さんし刊行した〔1998(平成10)年11月発行〕。

1998 年11月

林 淳三

 

 その後,2002年3月に改訂版を,2007年3月に三訂版を刊行したが,これまではフードスペシャリストが学ぶ専門科目の概要を示すために,あえて各専門科目のダイジェストを取り込んだものであった。しかし,必然的に他科目との内容の重なりが生じ,資格認定試験の出題範囲が混乱するなどの問題が指摘された。また,三訂版発行以来年以上が経過し,内容の更新が必要となり,四訂版刊行となった次第である。

 四訂版は,上記の混乱を避けるため,内容構成の見直しにまで踏み込み,かなり大幅な変更となった。まず,本教科の基本概念についての議論がなされ,第章には従来のフードスペシャリストの概念に加え,その責務の項を加え,健康と快適な食生活,食育,健全な食産業ならびに地球環境への貢献等を組み入れた。加えて,本教科の構成を,他教科ではほとんど取り扱われていない,フードスペシャリストが具備すべき基本知識を付与することと定義し,再編を行った。

 その後「四訂」として版を重ね,その間の専門フードスペシャリスト資格の成立,認定試験の食品関連就業者への開放,また,JAS法その他の法令改正,統計更新等,さらには不十分な記述を一部改めるなど,2020年には「四訂第6版」とした。読者諸兄のご批判を乞うものである。

2020 年1月

責任編集者識

目 次

1 フードスペシャリストとは

1.食の専門職の現状

2.フードスペシャリストの概念

3.フードスペシャリストの業務とその専門性

4.フードスペシャリストの養成と資格

5.専門フードスペシャリスト資格の成立

6.専門フードスペシャリスト資格の食品関連企業就職者への開放

7.フードスペシャリストの活動分野

8.フードスペシャリストの責務

2 人類と食物

1.人類の歩みと食物

2.食品加工・保存技術史

3 世界の食

1.食作法

2.食の禁忌と忌避

3.世界各地の食事情

4 日本の食

1.日本食物史

2.食の地域差

5 現代日本の食生活

1.戦後の食生活

2.食生活の現状と消費生活

3.食生活の変化と食産業

4.食料の供給と食料自給率

5.環境と食

6 食品産業の役割

1.フードシステムと食品産業

2.食品製造業の規模と動向

3.食品製造業の目的と特徴

4.食品卸売業

5.食品小売業

6.外食産業

7 食品の品質規格と表示

1.食品の品質規格,表示にかかわる法律

2.JAS法による規格

3.食品表示法による表示

4.健康や栄養に関する表示制度

5.その他の法令等による表示

8 食情報と消費者保護

1.食情報の発信と受容

2.食情報の濫用

3.食品の情報管理

4.食品の安全

5.消費者保護の制度

書籍に関する
感想・お問合わせ

下記フォームに必要事項をご入力いただき、一旦ご確認された上で送信ボタンをクリックしてください。
なお、ご返信さしあげるまでに数日を要する場合がございます。

書籍情報

シリーズ名・巻数
書籍名 四訂 フードスペシャリスト論 第6版
著 者
分 野
シリーズ フードスペシャリスト養成課程
ISBN 978-4-7679-0660-7
Cコード C3077
定 価 2,200円 (本体価格:2,000円)
発行年月日 2020年1月15日
版型・装丁 A5 並製 2色
ページ数 208ページ
関連タグ