生化学が含む内容の全体を把握しつつ,現在の最先端部分にも触れ,他の専門領域の基礎知識として役立つよう配慮。臨床との結びつきにも重きを置き,トピックスで学生の学びの幅を広げ,想像力を刺激する。
内容紹介
目 次
第1章 生体と細胞
1.分子と結合
2.水と水素結合
3.pHと緩衝作用
4.細胞の構造(structure of cell)
5.生 体 膜
6.細胞外マトリックス
7.浸透圧の調節
8.細胞と分化
第2章 生体成分の構造と性質
1.糖 質
2.脂 質
3.たんぱく質とアミノ酸
4.ヌクレオチドと核酸
第3章 生体機能成分
1.酵 素
2.ホルモン
3.補酵素とビタミン
第4章 生体エネルギー
1.エネルギーの単位と種類
2.自由エネルギー変化
3.高エネルギー化合物
4.細胞内でのATP産生
5.ミトコンドリアへの還元当量の移行
6.エネルギーの利用
第5章 糖質の代謝
1.吸収された糖質の運命
2.解 糖 系
3.クエン酸回路(TCAサイクル)
4.グルコースの完全酸化
5.グリコーゲンの合成と分解
6.糖 新 生
7.糖の相互変換
8.血糖値の調節
9.糖質代謝の異常と疾病
第6章 脂質の代謝
1.脂質の吸収と体内での輸送と貯蔵
2.脂肪酸の代謝
3.アシルグリセロールとリン脂質の代謝
4.コレステロールの代謝
5.脂肪組織
6.脂質代謝異常
第7章 アミノ酸の代謝
1.たんぱく質の分解とアミノ酸プール
2.アミノ基の窒素の排出
3.アミノ酸の代謝
4.アミノ酸の代謝異常と疾病
第8章 代謝の統合と組織
1.組織間連携
2.肝 臓
3.筋 肉
4.脂肪組織
5.脳
6.血液と血管
7.肺(呼吸)
8.腎 臓
9.骨
第9章 ヌクレオチドの代謝
1.塩基の合成と分解
2.痛風と代謝異常
第10章 遺伝子発現とその制御
1.生命の基本原理
2.DNAの複製
3.核 酸
4.たんぱく質の生合成
5.遺伝子発現の調節
6.DNAの損傷と修復
7.先天性代謝異常
8.栄養と遺伝子
9.遺伝子と多型
10.遺伝子工学
第11章 シグナル伝達
1.個体における情報伝達のネットワーク
2.細胞と細胞間の情報伝達
3.細胞における情報の受容
4.細胞膜受容体とセカンドメッセンジャー
5.細胞質受容体(可溶性受容体)
6.発生と分化
7.細胞死(アポトーシス,非アポトーシス:ネクローシスとオートファジー細胞死)
8.細胞接着分子
第12章 生体防御と免疫の生化学
1.自然免疫と獲得免疫
2.免疫臓器と免疫担当細胞
3.抗原と抗体(免疫グロブリン)
4.免疫の発現
5.アレルギー
6.活性酸素に対する防御
7.外来の化学物質に対する防御作用
8.が ん(癌)
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