管理栄養士国家試験の出題基準に準拠。健康寿命,QOLを高める栄養学に着目。各ライフステージ,運動,環境等の特徴と実践に繋がる栄養処方を多くの図表と平易な文章で解説。 各章の最初に,その章の重要ポイントに関する練習問題を提示し,より興味を持って臨めるよう工夫されている。
日本人の食事摂取基準2025年版など最新の情報に沿った三訂版。
管理栄養士国家試験の出題基準に準拠。健康寿命,QOLを高める栄養学に着目。各ライフステージ,運動,環境等の特徴と実践に繋がる栄養処方を多くの図表と平易な文章で解説。 各章の最初に,その章の重要ポイントに関する練習問題を提示し,より興味を持って臨めるよう工夫されている。
日本人の食事摂取基準2025年版など最新の情報に沿った三訂版。
近年,日本人の平均寿命は男女ともに世界の上位にある。これは医療技術の著しい向上,環境衛生面の整備,経済の発展に伴う豊かな食糧状況による十分な栄養補給などに負うところが大きい。寿命は延びたが,出生率の低下,高齢者の増加による少子超高齢社会に移行している。疾病構造からみると,糖尿病,高血圧症,動脈硬化症の発症とともに,悪性新生物,心臓疾患,脳血管疾患,肺炎などが高い死亡原因となっている。
超高齢社会において,より多くの健康な高齢者の存在が大切である。そのために健康寿命を延伸することは重要な課題である。
こうした背景のなかで,国民の疾病予防,健康の維持増進に力を尽くすことは栄養士・管理栄養士の義務であり,個人および集団に対して適正な栄養管理をしなければならない。その役割は高度な知識と技能が要求される。それに応えるためには,より資質の高い栄養士・管理栄養士の養成が必要である。
「応用栄養学」の前身はその昔,栄養学の一部として扱われ,その後,特殊栄養学,栄養学各論と呼び方が変わり,応用栄養学へと変遷した。
すべての生物にとって最も大切で欠かせないことは「種族の保存」である。このことなくして生物は滅びてしまう。応用栄養学は,より良き種族保存を行うための科目であるといえる。その内容はライフステージ,すなわち,ヒトの生涯における栄養学を中心としたものである。
胎生期,乳幼児期では女性が主体となって保育を担っており,妊産婦,授乳婦には特別な配慮が必要である。成長期である学童期・思春期,成人期,高齢期の各ライフステージにおいても,それぞれに異なった生理代謝があるため,各々に適した対応と栄養処方が必要である。このような点からみると,応用栄養学はむしろ実践的な内容を主体とする栄養学である。運動・スポーツと栄養,環境と栄養の項目についても応用栄養学の範囲にある。
本書は,2018年に『スタディ応用栄養学』として初版を発行した。その後,日本人の食事摂取基準等の改定に伴い,再編したものである。新たな管理栄養士国家試験出題基準に準拠した内容を掲載している。その道に精通した教育者が,それぞれの専門分野を執筆担当し,基本的な必修事項を網羅し,多くの図表と平易な文章でわかりやすく解説した。栄養士・管理栄養士資格を取得する人のための専門的テキストとして幅広い知識を網羅し,理解しやすい解説に努めた。また,各章の最初にその章の重要ポイントに関する練習問題を掲載し,より興味をもって勉学し,重要ポイントをより早く理解できるようにした。
本書がより良き学習の書として活用されることを,編者・著者ともども期待している。
本書発行に際し,ご助力くださった建帛社編集部の方々に深謝申し上げる。
2020年3月
編 者 識
この度の三訂版刊行に際し,まずは編著者である東條仁美先生が,本書編纂の途上で逝去されましたことを謹んでご報告申し上げます。長年にわたる多大なる貢献に心よりの感謝を申し上げるとともに,謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
三訂版では,2023年1月に公表された管理栄養士国家試験出題基準に準拠した内容に再編すると共に,2024年10月に公表された「日本人の食事摂取基準(2025年版)」に対応すべく内容を改めました。さらに,国民健康・栄養調査,乳幼児身体発育調査ほかの統計資料を更新しました。
2025年3月
建帛社編集部
第1章 栄養ケア・マネジメント
1 栄養ケア・マネジメントの概念
2 栄養アセスメント
3 栄養ケア計画の実施,モニタリング,評価,フィードバック
第2章 食事摂取基準の基礎的理解
1 食事摂取基準の意義
2 食事摂取基準策定の基礎理論
3 食事摂取基準活用の基礎理論
4 エネルギー・栄養素別 食事摂取基準
第3章 妊娠期の栄養管理
1 女性の生理
2 妊娠期の栄養アセスメントと栄養ケア
第4章 授乳期の栄養管理
1 授乳期女性の生理的特徴と生活
2 授乳期の栄養と疾患
3 授乳期の栄養とケア・マネジメント
4 母子保健対策
第5章 新生児期・乳児期の栄養管理
1 新生児期・乳児期の生理的特徴
2 新生児期・乳児期の栄養ケア・マネジメント
第6章 幼児期の栄養
1 幼児期の生理的特徴
2 成長期の栄養ケア・マネジメント
第7章 学童期の栄養管理
1 学童期の成長・発達
2 学童期の食生活
3 学童期の栄養アセスメント
4 学童期の栄養障害と疾患
5 学童期の栄養ケア
6 学校給食
第8章 思春期の栄養管理
1 思春期の生理的特徴
2 思春期の生活習慣の課題
3 思春期の栄養アセスメントと栄養ケア
第9章 成人期・更年期の栄養管理
1 成人期の生理的特徴
2 成人期の栄養ケア・マネジメント
第10章 高齢期の栄養管理
1 高齢期の心身と生理的特徴
2 高齢期の栄養,口腔ケア
3 高齢期の栄養アセスメント
4 高齢期における疾患
5 高齢期の栄養ケア
第11章 運動・スポーツと栄養管理
1 運動・スポーツ時の生理学的特徴と代謝
2 運動・スポーツと栄養ケア
第12章 環境と栄養管理
1 ストレスと栄養ケア
2 生体リズムと栄養ケア・マネジメント
3 特殊環境における栄養ケア・マネジメント
栄養士・管理栄養士養成課程教科書。日本人の食事摂取基準(2025年版)に対応した六訂版。ライフステージごとの特性を踏まえた実践への展開を詳述する。令和5年国民健康・栄養調査ほか最新のデータを示す。
管理栄養士養成課程対応「応用栄養学」のテキスト。要点をおさえてわかりやすく解説。側注や図表でより理解を深める。食事摂取基準2025年版等,最新の情報に対応。
専門用語について,本文の文脈に沿った側注を掲載。初学者にも理解できるよう配慮した。日本人の食事摂取基準(2025年版)に対応した改訂版。
スポーツ栄養学研究の最前線の理論と,14の代表的競技の食事計画をバランスよく配した教科書。特に後半の実践編では,競技の概要とともにパフォーマンスを上げる提供食の調理例・留意点を詳細に解説。
ケーススタディーを通して各ライフステージの栄養マネジメントの考え方を理解し,活用できるよう配慮した「応用栄養学実習」のテキスト。「日本人の食事摂取基準(2025年版)」に対応した五訂版。
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