「言語聴覚療法管理学」テキストの最新版!
言語聴覚士法制定以来,言語聴覚士は医療・介護・福祉・教育と活躍の場を広げている。従来「きこえ」「ことば」「高次脳機能」「摂食嚥下」を中心とした知識と技術の習得が重視されてきたが,超高齢社会の進展や地域包括ケアシステムの深化に伴い,多職種と協働し,組織の一員として機能するための「マネジメント」の視点も求められるようになった。管理学を学ぶ意義は明確である。
管理学は単なる組織運営の理論にとどまらず,対象者・家族に最適な支援を届けるため,チームをまとめ,資源を調整し,安全で質の高い臨床を保証するしくみを理解し活用するための学問である。さらに,キャリアを築き,専門職として成長するうえで大切なセルフマネジメントやリーダーシップも学ぶ。