管理栄養士・栄養士養成向け臨地実習の教科書。 「実践活動の場での課題発見,解決」「専門的知識及び技術統合」の2点に重点を置き学習する。 学生が実習内容について明確な目的をもって積極的に自らが動いて,考え,気づくよう促すために,各施設における具体的な実習スケジュールや課題の取り組みを実例で示し,学生が実際の現場をイメージしやすいような記述とする。
診療報酬(令和6年),介護報酬(令和6年)の各改定に沿って内容を見直した六訂版。
管理栄養士・栄養士養成向け臨地実習の教科書。 「実践活動の場での課題発見,解決」「専門的知識及び技術統合」の2点に重点を置き学習する。 学生が実習内容について明確な目的をもって積極的に自らが動いて,考え,気づくよう促すために,各施設における具体的な実習スケジュールや課題の取り組みを実例で示し,学生が実際の現場をイメージしやすいような記述とする。
診療報酬(令和6年),介護報酬(令和6年)の各改定に沿って内容を見直した六訂版。
現在,わが国は世界に冠たる長寿を誇っているが,一方では,寝たきりや生活習慣病をもつなどの要介護高齢者が増加し,健康寿命,人生 80 年時代の生活の質(QOL)が問われている。将来管理栄養士を目指す学生がこれから携わる「食」は,がん,心臓病,脳卒中,糖尿病など,ますます増加する生活習慣病の予防や治療の基本であり,健康状態の維持増進と QOL を高めることの基本要素となっている。こうした社会背景に対応して,食生活の改善から傷病者の療養に必要な栄養教育まで,管理栄養士としての専門知識と技術を修得し,実際の業務に役立てるように栄養士法が改正された。
平成 14 年 4 月 1 日施行の管理栄養士・栄養士養成における新カリキュラムでは,特に管理栄養士の専門性を高めることが重視され,臨床栄養学を中心に,公衆栄養学,給食経営管理論(給食の運営)のいずれかで 4 単位「臨地実習」を行うことになった。なお,この 4 単位は実践教育科目として重要な位置づけとなっている。このことを踏まえて,改正された管理栄養士・栄養士養成施設カリキュラムや専門分野の教育目標を理解して実習内容の充実に努め,より教育効果の高い実習を実施できる体制にする必要がある。
臨地実習は「実践活動の場での課題発見,解決を通して,栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要とされる専門的知識及び技術の統合を図り,管理栄養士として具備すべき知識及び技能を修得させることを目的とする」とされている。すなわち臨地実習では,「実践活動の場での課題発見,解決」「専門的知識及び技術の統合」の 2 点を重点的に実習する。また,校外実習は「給食業務を行うために必要な給食サービス提供に関し,栄養士として具備すべき知識及び技能を修得させることを目的とする」ことである。
臨地実習や校外実習の教育効果を上げるためには,学生が実習内容について明確なイメージをもって積極的に自らが動いて,考えて,気づくことが重要である。
「臨地実習ガイドブック」の執筆において,臨地実習担当の先生方には各施設における具体的な実習スケジュールや課題の取り組みを実例で示し,学生が実際の現場をイメージしやすいように,できるだけ具体的な内容を記述していただいた。
本書により学生が臨地・校外実習の場において,限られた実習時間内で,教育効果の高い実習内容を達成できるように「臨地実習ガイドブック」を有効に活用していただければ幸いである。
平成 23 年 1 月
著者一同
本書は,診療報酬(令和6年)・介護報酬(令和6年)の各改定に沿って,一部内容を見直し「六訂版」
とした。
本書が管理栄養士・栄養士の育成に資することができれば幸いである。
令和6年 12 月
著者一同
第1章 臨地実習・校外実習の目的と目標
Ⅰ 臨地実習の目的
Ⅱ 校外実習の目的
Ⅲ 臨地実習の目標
Ⅳ 校外実習の目標
Ⅴ 課題発見(気づき)と問題解決への取り組み
Ⅵ 専門的な知識や技術の統合
第2章 実習の心得
第3章 臨地実習で習得・体得すべき事項
Ⅰ 臨床栄養学
Ⅱ 公衆栄養学
Ⅲ 給食経営管理論
Ⅳ 給食の運営
第4章 臨地実習の課題
Ⅰ 研究課題
第5章 臨地実習施設での発表および報告
Ⅰ レポートの書き方
Ⅱ プレゼンテーション
Ⅲ 施設課題
第6章 臨地実習・校外実習報告書
Ⅰ 実習日誌
Ⅱ 研究課題
Ⅲ 学内反省会
Ⅳ 実習の総括
Ⅴ その他
第7章 関連法規
「臨地・校外実習」は重要な専門職育成プログラムに位置づけられている。より教育効果の高い実習を目指して,準備の段階から実習後の学び方までを,豊富な具体例を示しながら順序立てて解説した。
実習施設ごとに具体的な特徴を取り上げ,臨地実習での問題発見・解決の具体的方策,まとめと報告の具体例,注意事項などを説明。
管理栄養士養成課程の臨地実習のためのテキスト。医療施設と介護老人保健施設について,施設の特徴,実習の内容等を簡潔にまとめる。実習に必要な用語,法令等を掲載。
臨床栄養学,公衆栄養学,給食経営管理論および給食の運営における実習の方向性を,実際の実習現場での経験豊富な筆者らで検討を重ね提案。最新の情報に対応した改訂第2版。
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