福祉専門職を目指す学生に向け,一般教養としての法の基礎から福祉サービスの提供に関わる必須の専門的法学知識までをわかりやすくまとめた。
初心者から福祉専門職まで,判例を含めて,各支援場面において活用できる。
第1章を「精神保健福祉制度論」に改め,近年の法改正の動向,用語の変更ほか,既存の項目も含め,福祉に関する最新の動向に対応した改訂版。
福祉専門職を目指す学生に向け,一般教養としての法の基礎から福祉サービスの提供に関わる必須の専門的法学知識までをわかりやすくまとめた。
初心者から福祉専門職まで,判例を含めて,各支援場面において活用できる。
第1章を「精神保健福祉制度論」に改め,近年の法改正の動向,用語の変更ほか,既存の項目も含め,福祉に関する最新の動向に対応した改訂版。
本書は,故志田民吉先生編著にて,2018年 4 月に初版を刊行した。志田先生が鬼籍に入られてから歳月が流れたが,今般,菅原編著として改訂版を刊行することとなった。あらためて,志田先生のご冥福をお祈り申し上げます。
改訂版では第 1 章を「精神保健福祉制度論」に改めた。厚生労働省によると2024年現在,精神障害者保健福祉手帳の所持者数は154万人超と増加の一途である。民間企業における精神障害者の雇用も約15万人で,前年比15.7 %増となり過去最高を更新した。このように精神疾患によって支援が必要な人々への制度施策の体系が,医療福祉保健分野から,司法,教育そして就労支援を含めた産業・労働分野へと広がっている。そこで,精神的に障害があり,日常生活,社会生活に困難を抱える人々が歴史的変遷の中でどのような生活を強いられ現在に至ったのか,当事者を取り巻く時代背景と法制度の成り立ちを分析し,「精神障害者」がよりよく生きるための必要な施策,法制度について考察した。
改訂版では,近年の法改正の動向,用語の変更のほか既存の項目も含め,福祉に関する最新の法制度をわかりやすく説明した。今回の改訂版では触れていないが,今後国は,高齢者を中心に単身世帯等の増加が見込まれる中,主に家族が担ってきた金銭管理や入院・入所の手続き,さらには葬儀に対する支援を第二種社会福祉事業に位置づけ,生活支援から死後事務までを行政が一体的に担い,相談体制も整備するという。また,成年後見制度について本人の判断能力に応じて権限に差を設けた 3 類型のうち,「後見」と「保佐」を廃止し,「補助」に一本化するとしている。今後の動向にも注意を向けたい。
地域とそこに住む人々の暮らしを守り,人と人が支え合い新たなつながりを生み出すために,本書を通じて初心者から福祉専門職まで,福祉に関する法制度を理解し,判例も含めて,各支援場面に活用していただければ幸いである。
2026年 3 月
編著者 菅原好秀
法律の執行が行政であり,その行政として,いわゆる社会福祉の実践(現場)がある。社会福祉の実践は人々の福祉ニーズに対応することであり,またそのニーズは人ごとに異なるものでもある。これらのことは図として描けば一目瞭然のことでもある。また本来,人々の福祉ニーズは法律ごとにあるのではなく,たまたま故あって(内閣法や国家行政組織法,その他の社会福祉関係法令などを参照),それぞれの所管省庁ごとに法律の執行の受け皿が規定されているものであり,社会福祉が福祉ニーズに対応しようとした福祉サービスの法体系(一群)とされる所以でもある。社会福祉の実践において,福祉サービスは本来,生活のニーズに対応して(ニーズごとに包括されて)提供されることが目標とされている。社会福祉相談援助職(ソーシャルワーカー)は,その福祉サービス提供にかかわる最前線のところに位置しているといえよう。これらのことを承知ならば,社会福祉相談援助職の養成に際しての法学教育の必要性は自ずと首肯されるであろう。
本書は,法学(または法の基礎)としての基本的な項目を残しながら,社会福祉専門職のための法学知識を扱い,一般教養と専門教養との双方の教育的機能を意図したものである。本書の旧版にあたる『社会福祉選書 法学』(建帛社)の目次項目,記述内容を引き継ぎながらも,時代に即した項目の追加や内容の修正・改訂など全面的に見直し,新たに『福祉ライブラリ 福祉法学』として刊行することとした。その訳の詳細については,第 1 章を参照していただきたい。
2018年 4 月
編著者 志田民吉
第 1 章 精神保健福祉制度論
第 1 節 精神保健福祉法
第 2 節 障害者総合支援法
第 3 節 医療観察制度
第 2 章 憲 法
第 1 節 日本国憲法の基本原理
第 2 節 基本的人権
第 3 節 統治機構
第 4 節 地方自治
第 3 章 行 政 法
第 1 節 行政法総論
第 2 節 行政のその他の活動形式
第 3 節 行政庁の行為に対する救済
第 4 章 民 法
第 1 節 民法とは
第 2 節 民法の基本原則およびその修正
第 3 節 総則
第 4 節 物権
第 5 節 債権
第 6 節 消費者の保護に関する法律の動向
第 7 節 親族
第 8 節 相続法
第 5 章 社会福祉の法と関連領域
第 1 節 福祉サービス法
第 2 節 事業者と労働法
付章 判例研究,資料,民法改正の一考察
第 1 節 判例研究
第 2 節 資料
第 3 節 民法改正の一考察
介護,医療,保育,学校等の現場における事故と訴訟。判例を通じ,法的のみならずウェルビーイングといった福祉的な視点からそうした現場でのリスクマネジメントについて詳述した。
社会福祉士・精神保健福祉士国家試験出題基準準拠教科書。社会保障の概念・理念から制度全般をわかりやすく解説。2023年12月時点の最新動向を反映した「三訂版」。卒論対策・受験対策・就活対策等も掲載。
社会福祉士および精神保健福祉士養成課程「権利擁護を支える法制度」の教科書。法を駆使した意思決定支援を実践的に学ぶ。法改正への対応および介護現場でのハラスメント事例などを追加した第2版。
「刑事司法と福祉」教科書。再犯防止と生活支援という,司法と福祉の異なる見方を組み合わせた対象者支援のために,必要となる法的知識を判例を引きつつ解説。 改正刑法に対応した第2版。
2021年度より実施の社会福祉士養成課程における「地域福祉と包括的支援体制」に対応。地域の実情に合わせて加筆・調整を加えた第2版。
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