保育カリキュラム論―計画と評価―

  • 2019年度新保育士養成課程対応
著 者
発行年月日
2018年11月30日
ISBN
978-4-7679-5087-7
Cコード
C3037
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定価 2,090(本体価格:1,900円) 在庫あり

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内容紹介

2019年度から始まった新しい保育士養成課程の新科目「保育の計画と評価」の教科書。

保育実践に役立つ充実した具体事例を多数掲載。
幼保連携型認定こども園についても章を立て,教育・保育への総合的理解が深まるように工夫している。

まえがき

は じ め に

 2017年3月に幼稚園教育要領,保育所保育指針,幼保連携型認定こども園教育・保育要領の3法令が同時に改訂(改定)・告示された。そこでは保育内容の共通化が図られ,保育所も幼児教育を行う施設として位置付けられた。このことは大きな変革であろう。就学前の幼児がいずれの施設に在園したとしても,保育の質が保障され小学校との連続性が図られた点は,所管行政の枠を超えての取組みとして評価されるところである。

 あわせて今回の改訂(改定)では,幼児教育から高等学校教育まで一貫した教育方針が打ち出された。例えばそれは,「3つの資質・能力の育成」や「主体的・対話的で深い学び」,「カリキュラム・マネジメント」などの導入である。いずれも21世紀型の新しい学力観に基づいたものである。このような時代の変化の中,幼稚園・保育所・認定こども園のすべてが,子どもの最初の学校教育を担っている役割であることを改めて意識しなければならない。

 これらの改訂(改定)の理念を保育において実践していくためには,これまで以上にカリキュラムの果たす役割が重要となる。「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の10項目が明示されたことも,保育カリキュラムの編成に大きな影響を与えることになるだろう。また,保育所を中心に低年齢児の入所が増加している状況に対応して,0・1・2歳児保育が抜本的に見直され,0歳児における「3つの視点」と1・2歳児における5領域が導入されたことにも同じことがいえる。これらの改訂(改定)が保育実践の充実を導き,乳幼児のよりよい発達につながるように,0歳児から就学前・就学後までも見通したカリキュラムの編成を試みていく必要がある。

 本書においても3法令の内容に即し,実践に役立つ充実した内容となるように具体的事例を多く取り入れた。近年増加している幼保連携型認定こども園についても章を立て,教育・保育への総合的理解が深まるように工夫もしている。保育者をめざして学修中の方だけではなく,すでに保育に日々取り組んでおられる方々にも,保育実践の質の向上のために本書をご活用いただければ幸甚の限りである。

 なお,本書では 「保育」という言葉について,保育所に限らず幼稚園や認定こども園のいずれの施設においても養護と教育を一体的に行う必要があるという理解に基づき,統一して「保育」という言葉を使用している。

 最後に,本書の上梓に際し,各種資料をご提供いただいた関係機関の方々,ならびに建帛社編集部の皆様に心より感謝申し上げる。

   2018年11月

編 者 一 同

目 次

第1章 カリキュラムの意義と保育の基本
1.カリキュラムの意味と歴史
2.保育の基本とカリキュラム
3.これからの保育カリキュラムに求められるもの

第2章 保育実践とカリキュラムの関係
1.保育実践におけるカリキュラムの意義
2.保育におけるカリキュラムの位置付け
3.保育の質とカリキュラム・マネジメント

第3章 保育所保育指針における「全体的な計画」「指導計画」の基礎理解
1.全体的な計画の目的―保育にける意義―
2.全体的な計画の内容と作成上のポイント
3.長期の指導計画と作成上のポイント
4.短期の指導計画と作成上のポイント
5.指導計画をデザインするためのポイント

第4章 幼稚園教育要領における「教育課程」「指導計画」の基礎理解
1.教育課程の目的―保育における意義―
2.教育課程の内容と編成上のポイント
3.長期の指導計画と作成上のポイント
4.短期の指導計画と作成上のポイント

幼保連携型認定こども園教育・保育要領における「全体的な計画」「指導計画」の基礎理解
1.幼保連携型認定こども園の教育および保育の基本
2.全体的な計画の目的―教育・保育における意義―
3.全体的な計画の内容と作成上のポイント
4.長期的な指導計画と作成上のポイント
5.短期的な指導計画と作成上のポイント

第6章 乳児保育における「指導計画」のデザインと実践展開〈0・1・2歳児保育を中心に〉
1.保育所保育指針に示された「乳児保育」「1歳以上3歳未満児の保育」の視点
2.子ども一人一人を理解して自立に向けた生活習慣づくりから始めよう
3.運動機能の発達
4.心と関わりの育ち
5.子ども一人一人の生活をデザイン(立案)する
6.家庭との連携

第7章 幼児教育における「指導計画」のデザインと実践展開〈3・4・5歳児保育を中心に〉
1.3・4・5歳児(3~6歳)の発達の特徴を理解することから
2.どのような活動で一日が構成されているのだろうか
3.保育者は,指導計画をどのようにデザインするのだろうか
4.保育実践につなげるための保育者の視点
5.家庭・地域との連携

第8章 保幼小接続のカリキュラム
1.保幼小連携の場合の「指導計画」の工夫(特色ある事例)

第9章 記録・振り返り・評価から再立案へ
1.PDCAサイクルにおける記録
2.指導計画と実践記録
3.評価を保育実践に生かす
4.記録の書き方のポイント
5.小学校との接続を意識した記録

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書籍情報

シリーズ名・巻数
書籍名 保育カリキュラム論―計画と評価―
著 者
分 野
シリーズ
ISBN 978-4-7679-5087-7
Cコード C3037
定 価 2,090円 (本体価格:1,900円)
発行年月日 2018年11月30日
版型・装丁 B5 並製
ページ数 136ページ
関連タグ