理論編と実際編の二部構成。理論編で法的背景や歴史など保育に必要な知識を習得し,実際編では豊富な計画例と解説を読み解くことで,保育実践の理解を深め保育をイメージできるようまとめる。
内容紹介
目 次
Ⅰ.理 論 編
第1章 教育・保育における計画と評価
1.はじめに
2.保育の計画を立てる基本
(1)要領・指針等に示された保育の目標やねらいおよび内容を確認する
(2)それぞれの園の目標について園長を中心に考え共有する
2.保育の計画の種類とそれぞれの役割
(1)保育の計画の種類
(2)園全体を見通す計画の立案と役割
(3)指導計画の立案と役割
3.保育への深い省察からの評価とカリキュラム・マネジメント
(1)保育への深い子ども理解に基づく省察による評価
(2)カリキュラム・マネジメント
4.保育の計画は一人ひとりに応じたオーダーメイドデザイン
5.おわりに
第2章 教育課程・保育の計画の歴史的変遷
1.教育課程および保育の計画の意味
2.教育課程・保育の計画の歴史的変遷
3.教育課程・保育の計画の編成の類型
(1)教科カリキュラム
(2)経験カリキュラム
(3)コア・カリキュラム
(4)学問中心カリキュラム
(5)カリキュラムの顕在と潜在
4.わが国の教育課程の歴史的経緯
(1)古代~室町時代
(2)安土桃山時代
(3)江戸時代
(4)明治期
(5)大正期
(6)昭和期以降
5.近年の動向
6.教育課程・指導計画の課題と展望
第3章 教育課程の編成,保育の全体的な計画の作成
1.はじめに
2.「教育課程」と「全体的な計画」とは何か
3.「教育課程」の編成と「全体的な計画」の作成
(1)関係する法令等とそれらを確認する意味
(2)幼児教育の方向性を押さえる
(3)園の目標と教育課程,全体的な計画との関係─日々の保育実践からカリキュラム・マネジメントへ
(4)教育課程の編成,全体的な計画の作成において必要なこと
(5)幼稚園,保育所,幼保連携型認定こども園のそれぞれの特徴を捉える
4.「教育課程」や「全体的な計画」と「指導計画」との関係
5.「教育課程」や「全体的な計画」に入れて園全体で共有しておきたいこと
(1)特別な配慮を必要とする子どもに対する計画
(2)食育について
6.おわりに
第4章 指導計画の作成
1.はじめに
2.指導計画は何のためにあるのか─意味ある指導計画作成のために
(1)指導計画とは
(2)「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」にはどのように書かれているか
(3)指導計画の位置づけ
3.指導計画の実際
(1)長期の指導計画
(2)短期の指導計画
4.指導計画を生かすために
Ⅱ.実 際 編
第5章 乳児(0・1歳児)の指導計画立案の実際
1.0・1歳児の指導計画の立案にあたって
2.様々な取り組み
(1)A園の場合から
(2)B園の場合から
(3)C園の場合から
3.指導計画を生かすもの
(1)立案の種類と様式への主体性
(2)立案―実施―省察―立案…の循環性の確立
第6章 乳児と3歳未満児の指導計画立案の実際
1.はじめに
2.全体的な計画と指導計画
(1)園の生活の全体像を示す
(2)保育者の願いを一緒に紡ぐ
3.年間指導計画と実践への位置付け
(1)年間指導計画をどう捉えるか
(2)子どもの捉え方を振り返る
(3)指導計画を実践する際に
4.おわりに
第7章 幼児の指導計画立案の実際
1.はじめに
2.指導計画作成の手順
3.長期の指導計画と短期の指導計画の関係
4.幼児理解が出発点
(1)3歳児・4歳児の特徴
5.3歳児・4歳児の指導計画の実際
(1)長期の指導計画
(2)短期の指導計画
6.事例検討
(1)事例プロフィール
(2)子どもの好きなことを取り入れて遊ぶ
(3)「あかがいい‼」実践より─ポンポンを使って遊ぶ
(4)考 察
7.おわりに
第8章 小学校との接続期(5歳児)の指導計画立案の実際
1.6月と10月の遊びの姿と日案
(1)6月の遊びの姿と日案
(2)10月の姿と日案
2.12月の遊びの姿と週案
3.2月の生活や一斉活動への取り組みの姿と「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」
(1)事例に見られる「育ってほしい姿」
(2)保育者の計画
4.評 価
5.小学校教育との接続
(1)「育みたい資質・能力」と「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」
(2)幼保小の架け橋プログラム
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