2019年度新保育士養成課程対応の教科書。
従来科目の「保育の心理学Ⅰ」「家庭支援論」「子どもの保健Ⅰ」の内容が盛り込まれる。
2019年度新保育士養成課程対応の教科書。
従来科目の「保育の心理学Ⅰ」「家庭支援論」「子どもの保健Ⅰ」の内容が盛り込まれる。
子どもは社会に生まれ,社会の中で育つ。その中で子どもにとって最初に出会う最も身近な社会が家庭であろう。家庭の中での保護者やきょうだいなどとのやり取りを通して子どもは発達していく。そのような,家庭における子どもの発達と家族の役割について学ぶことが本書『子ども家庭支援の心理学』の目的である。
この科目は保育士養成課程の見直しに伴う「教授内容の再編等」によって新たに設置された科目であり,従来の「保育の心理学1」,「家庭支援論」,「子どもの保健1」の内容が盛り込まれている。そのため,多様な内容が含まれ,それらを包括的に習得することが科目のねらいとされている。
本書は13章から構成されている。明確な区分が設けられているわけではないが,学びの狙いの観点から内容的には大きく3つに分けることができる。まず,第1章~第3章では,乳幼児期から老年期までの人の発達過程を知ることを通して,生涯発達に関する心理学の基礎的な知識を習得することを狙いとした。次に,第4章~第9章では,現代社会における家族・家庭の意義や機能を理解するとともに,子育て家庭をめぐる現代の社会的状況と課題について学ぶことを狙いとした。さらに,第10章~第13章では,子どもの心身の健康と保健について理解し,子どもの生活環境,子どもの精神疾患や障害,大災害時の子どもの精神的健康などについて学ぶことを狙いとした。
このような意図のもとに企画された本書を利用して,子どもの現在の姿を形づくっている発達や家庭環境を理解し,子どもや子どもを取り巻く人々の発達と健康を支援する保育者・教育者に育ってくれることを願う。
最後に,本書の企画,編集に際して建帛社編集部の方々には大変お世話になった。本書の構想段階から温かく見守り,迅速で適切な対応をしていただき,ここに心から感謝の意を表したい。
2019年1月
編者代表 本郷一夫
保育士養成課程,社会福祉士養成課程ほかの「子ども家庭福祉」(児童福祉論)に対応した教科書。子どもの人権を基盤に据えて,子どもの問題の背後にある社会の問題を意識して論ずる。
保育士養成課程の演習科目「子育て支援」に対応した新刊。保護者と協力して子どもを育てる視点を大切にし,主体的に学ぶ演習を網羅した。
保育士養成課程「子どもの理解と援助」に対応。発達的観点から子どもを理解し,適切な援助を行う実践力を養う。教職課程「幼児理解の理論及び方法」にも対応した内容構成。
保育士養成課程教科書。統計および法令の記述を更新した「第2版」。こども家庭庁ほか,最新の情報に基づき改訂。より充実した内容に。
2019年度から実施の新しい保育士養成課程における新科目,「子どもの健康と安全」の教科書。
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