保育者養成の「乳児保育」のテキスト。3歳未満児の保育,発達過程について学ぶ。 0・1・2歳の,具体的な保育の進め方,保育の計画・評価の方法が身に付く。最新の知見や制度改正の内容を反映し内容の充実を図った第2版。
内容紹介
まえがき
はじめに
保育士養成課程の必修科目であります「乳児保育」は,児童福祉施設における 3 歳未満児の保育について学ぶ科目です。厚生労働省が示した「教科目の教授内容」においても「広く乳児期( 3 歳未満児)の発達と保育について学びながら,そこにおける大人の役割について,事例をもとに具体的に理解させる」とあります。
今般,様々な社会状況の変化を踏まえ,保育所保育指針が10年ぶりに改定され,あわせて幼保連携型認定こども園教育・保育要領も整合性をはかって告示されました。
特に, 0 ~ 2 歳児を中心とした保育所利用児童数が増加している等を受け,乳児・1 歳以上 3 歳未満児の保育に関する記載の充実がなされています。
そこで,本書においても, 0 ・ 1 ・ 2 歳の発達を学ぶ過程で,この時期が人の一生に大きな影響を及ぼすことを知るとともに,心身ともにもっとも養護を必要とする保育の進め方,保育の計画の評価等について理解できる内容になっております。
乳児保育が,日本の風土や子育て文化を踏まえ,乳児が育つ過程で保育者の豊かな人間性,緻密な観察力と想像力,そして不断の努力に支えられて乳児と向き合い,乳児との相互関係の中で営まれていることを,本書から学んで頂けること,各執筆者一同願っています。
最後になりましたが,本書の刊行にあたりご協力いただきました保育所,認定こども園,幼稚園の関係者の皆様,ならびにこのような機会を与えてくださいました建帛社の黒田聖一氏に心からお礼を申し上げます。
2018年 2 月
編者 咲間まり子
第 2 版にあたって
2018年に本書の初版を刊行して以降,乳児を取り巻く子育て環境や保育をめぐる社会状況は大きく変化し続けています。保育所保育指針の改定や,幼保連携型認定こども園教育・保育要領との整合性の強化,さらには 0 ~ 2 歳児の利用増加など,乳児保育を取り巻く制度的・実践的な要請は一層高まりました。こうした動向を踏まえ,第 2 版では最新の知見や制度改正の内容を反映し,乳児期の発達理解と保育の在り方をより深く学べるよう内容の充実を図りました。
特に,乳児保育が子どもの一生に及ぼす影響の大きさを改めて位置づけ,保育者が求められる豊かな人間性,緻密な観察力と想像力,そして日々の実践を支える不断の努力について,より具体的に理解できるよう構成を見直しています。また,日本の風土や子育て文化を踏まえ,乳児と保育者が相互に関わり合いながら育ちが営まれていく過程を,事例を通して学べるよう工夫を加えました。
本書が,乳児保育を学ぶすべての学生・保育者にとって,乳児期の育ちを支える保育の本質を捉え,実践へとつなげていく一助となることを願っております。
2026年 3 月
編者 咲間まり子
この本をみた方に
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