平成29年1月1日
老年人口世界最高 年少人口世界最低 (コラム)
昨年10月に公表された平成27年国勢調査によると,日本の総人口に占める65歳以上人口(老年人口)の割合は,前回国勢調査の平成22年から変わらず世界で最も高い水準にあり,なおかつ諸外国との差が開いていることがわかった。
日本は平成27年には,26.6%に達しており,5年前より3.6%増加した。5年前に20%を超えていたイタリア,ドイツは,イタリアが2%増の22.4%,ドイツが0.6%増の21.2%となっている。
一方で,15歳未満人口(年少人口)割合は,日本は12.6%と,5年前よりさらに0.6%減じ,こちらは世界最低水準にある。日本に次ぎ低いのはドイツの12.9%,イタリアが13.7%でそれに続く。
諸外国に比して日本が最高・最低となったのは,ともに平成17年以降であるが,その傾向はこの十年間変わっていないことになる。
これを国内でみてみると,老年人口が最も高いのは,秋田県の33.8%,沖縄県が19.6%で最も低く,次いで東京都の22.7%となっている。老年人口が30%を超えているのは,秋田のほか,高知,島根,山口など13県に及び,東京と沖縄を除く全道府県で,前回国勢調査より3%以上の増加を示している。
年少人口は唯一東京都のみが0.1%増となったが,他の道府県はすべて減少した。ただし,東京の割合は11.5%で全国四番目に低い割合である。
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第105号平成29年1月1日
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